【朗報】インドネシア、2027年より「単一国家旅券」導入へ|旅券番号の生涯不変制も計画
インドネシア共和国政府は、移民・矯正省(Kemenimipas)を通じて、出入国管理・旅券発給業務における大規模な改革を発表しました。2027年より、インドネシア全土で統一された単一規格の国家旅券(パスポート)を導入・完全施行する方針です。
この革新的な方針は、アグス・アンドリアント(Agus Andrianto)移民・矯正大臣により示されたものであり、渡航文書の国際的なセキュリティ基準の統一と、すべてのインドネシア国民に対する行政サービスの簡素化・迅速化を目的としています。
普通旅券と電子旅券(eパスポート)の区分廃止
現在、入国管理局では非電子旅券(普通旅券)に加え、ラミネート型電子旅券およびポリカーボネート型電子旅券など、複数の種別が並行して発行されています。しかし、特にポリカーボネート型は一部の主要入国管理局に限られるなど、地域差が存在していました。
今後の改革によりこれらの種別区分は完全に撤廃され、全国どの窓口においても、最高水準のセキュリティと最新技術を統合した単一の標準規格パスポートに統一されます。
パスポート番号の「生涯不変制」を導入予定
今回のロードマップにおいて特に注目されているのが、パスポート番号の生涯固定化です。
従来の制度
有効期限満了に伴う更新や再発行のたびに新しい旅券番号が付与されるため、ビザ、在留資格、航空券などの登録情報変更手続きが必要でした。
新制度(2027年導入予定)
住民登録番号(NIK)と同様の概念に基づき、旅券の更新・再発行を行っても旅券番号が一生涯変わらない仕組みが検討されています。
この制度変更は、日本など海外で長期の就労や実習に従事する実習生・特定技能労働者・留学生にとって、各種在留管理手続きの大幅な負担軽減につながる大きな前進となります。
2026年を通じた移行期間のスケジュール
国家予算を無駄にせず円滑な完全移行を実現するため、同省は2026年中を準備・移行期間と位置づけています。
- 現行在庫の完全消費: 各地方の入国管理窓口に残存している従来様式の旅券台帳・ブランクパスポートを2026年内に計画的に消費します。
- 技術規則およびインフラ整備: 生体認証データベースの統合、印刷インフラの全国整備、法制面の整備を進め、2027年の全国一斉運用開始を目指します。
LPK渋谷で現在パスポートを取得中、または日本への技能実習・特定技能(SSW)渡航準備を進めている生徒の皆さん、ならびにご家族の皆様へ:現在発行されているパスポートは、新制度開始後も記載の有効期限まで問題なくそのまま公式に使用できます。手続きのデジタル化・簡素化が進む中、安心して日々の日本語学習および技能習得に専念してください。